今日は、設計事務所を経営している叔父に誘われ静岡へ。
新建築家技術者集団の講習会に参加してきました。
講師は、建築家・丸谷博男さん。
内容は、「エコハウスのつくりかた」です。
丸谷さんは、OMソーラーハウスの創始者、東京芸大教授の奥村昭雄さんのお弟子さんです。
OMソーラー開発に携わりながらも、そこから一歩進めて、ローコストで実践できるエコハウスを模索されています。
その契機は、3.11の大震災だったそうです。
パッケージされた高価なシステムを売るのではなく、規格品や身近な技術を見直すことで、誰でもエコハウスの設計ができることが理念です。
ポイントは、遮熱にあります。
例えば、壁耐力の構造用合板を極力減らし、筋違とすることで内部結露を減らす。
透湿防水シートのスペックを上げる。
屋根のアスファルトルーフィングを止める。
野地板を張る際、5mmの目地をとることで小屋組みの通気をとる。
エアコンではなく、熱伝導による室内空気環境の制御を試みる。
などなど、すぐにでも実践できる技術がたくさんありました。
講習後の懇親会でも、非常に気さくに話をさせて頂き、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
途中、セノバに入っているジュンク堂書店にも立ち寄り、知のシャワーを浴びてきました。
自分にとって、非常に密度の濃い、有意義な1日となりました☆