今まで、20棟近く注文住宅を設計してきました。
セルフビルドを取り入れることで、お客さまが家づくりに参加し、家づくりの可能性を広げる機会を何回か目にしました。
漆喰の壁を下地処理から仕上げまで行ったり、床の無垢フローリングの塗装、デッキの塗装や制作をしたりと、さまざまなお手伝いをしてきました。
そして、これからもしていくでしょう。
セルフビルドは、新築中のみらなず、建てた後も続きます。
それは、さらなが買ってきたばかりの衣服を、自分たちの着心地の良い状態にまで着慣らしていくような感覚です。
コストの制約から内部の壁仕上げを行わなかったH様邸。
階段室の柱と柱の間の455mmの隙間に、現場で残った端材板をたくさん架けて、お客さん自ら本棚をつくりました。
ニッチなスペースを有効に使い、収納力も飛躍的にアップしています。
玄関ホールの漆喰壁に、奥様自らシールアート?を施している、Y様邸。
その脇には、インターネットオークションで買った、古材の収納棚を設置。
自由に、思い切って、自分たちの住居をカスタマイズしているのを見るのは、設計者冥利に尽きる、本当に嬉しいことです☆