休日、静岡市の登呂遺跡に行ってきました。
周辺は住宅が立ち並んでいますが、水田と弥生式住居の集落が復元されています。
パッと目に入ったのが、この祭殿です。
シルエットやプロポーションが単純にかっこいい。
妻側の斜めの棟持ち柱も迫力があります。
やはり祭祀儀礼を司る建物なので、存在感があります。
半地下になった住居も見ごたえがあります。
タタキ土間に直に座った時、背中が当たる腰壁を、木の羽目板で仕上げていました。蔦や枝などを押縁材として利用して。
また、屋根の妻側には明かり取りと通風の為に開口部が設けられています。
機能性を失わず、明るく伸びやかな形態は、ゆったりとした場所の空気感をつくり出し、見ていてすごくホッとしました。